冬の南木曽岳

 
 
足元は雪、朝は凍って冬の里山
 
午後になると春めいた陽射しが森に届き
雪はざくざく、解けて粒になる
 
 
見上げると大きな日輪
 
4年前のあの日も
友人と2人、日輪に見守られてここを歩いた
 
 

 
 
 
下山道にある高山槙の森
 
どこかで感じたことのある感覚、、
思い浮かんだのは、優しいブナの森
 
包まれる感覚や暖かさがよく似ている
木肌も枝振りも、葉や実もまるで違うのに
 
 

 
 

下山するころ、陽はさらに春をまして
落ち葉の存在を教えてくれた
 
去年、森を彩った落ち葉
 
 

 
 
雪解けとともに土へと還り
時をかけて栄養となって
再び木々の中を巡るのだろう
 
 
季節の巡りに心身を開いてみる
山の鼓動に耳を澄ませてみる
 
静かで、賑やかで
繊細でダイナミックな山の存在
 
山はたくさんの真実を教えてくれる
 
 

 

南木曽岳について

 
長野県木曽町にある山です(標高1,679m)
古くから信仰の山として修験者に登られていました
 
登山道の上部は急登で、鎖場をいくつか通過します
そうしてたどり着く山頂は、まるでヨーロッパのような光景が広がっています
赤い屋根の避難小屋の向こうに、ずらりと並ぶ中央アルプスの峰々
 
ぐるりと見渡せば、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、南アルプス、、
 
花崗岩の巨石が乱立する頂上付近の景色は、里山であることを忘れるほどの景色です
もっと標高の高い山を歩いているような心地になります
 
山頂まで深々と覆う木曽五木の森はどこまでも優しく、
木々の下を歩いているだけで心が落ち着きます
のんびりと、登山口付近を歩いて過ごすのも良いかもしれません
(蘭登山口から少し歩いたところに東屋がありました)

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ハルニレ森の案内所は、森(自然)と人を繋ぐ場所
 
森や自然の中を活動のベースにおいて
森歩き、写真撮影、星詠み鑑定を行っています
 
たくさんの方が大自然と繋がり、ご自分の輝きと出逢ってゆかれますように
 
 
カメラマン&星詠み師 内田民子