![](https://harunire-forest.info/wp-content/uploads/2023/02/harunire20230210_7-683x1024.jpg)
足元は雪、朝は凍って冬の里山
午後になると春めいた陽射しが森に届き
雪はざくざく、解けて粒になる
見上げると大きな日輪
4年前のあの日も
友人と2人、日輪に見守られてここを歩いた
![](https://harunire-forest.info/wp-content/uploads/2023/02/harunire20230210_2-1024x683.jpg)
![](https://harunire-forest.info/wp-content/uploads/2023/02/harunire20230211_8-1024x683.jpg)
下山道にある高山槙の森
どこかで感じたことのある感覚、、
思い浮かんだのは、優しいブナの森
包まれる感覚や暖かさがよく似ている
木肌も枝振りも、葉や実もまるで違うのに
![](https://harunire-forest.info/wp-content/uploads/2023/02/harunire20230210_6-1024x683.jpg)
![](https://harunire-forest.info/wp-content/uploads/2023/02/harunire20230210_5-1024x683.jpg)
下山するころ、陽はさらに春をまして
落ち葉の存在を教えてくれた
去年、森を彩った落ち葉
![](https://harunire-forest.info/wp-content/uploads/2023/02/harunire20230210_3-683x1024.jpg)
雪解けとともに土へと還り
時をかけて栄養となって
再び木々の中を巡るのだろう
季節の巡りに心身を開いてみる
山の鼓動に耳を澄ませてみる
静かで、賑やかで
繊細でダイナミックな山の存在
山はたくさんの真実を教えてくれる
![](https://harunire-forest.info/wp-content/uploads/2022/12/DSC_6823-3.jpg)
南木曽岳について
長野県木曽町にある山です(標高1,679m)
古くから信仰の山として修験者に登られていました
登山道の上部は急登で、鎖場をいくつか通過します
そうしてたどり着く山頂は、まるでヨーロッパのような光景が広がっています
赤い屋根の避難小屋の向こうに、ずらりと並ぶ中央アルプスの峰々
ぐるりと見渡せば、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、南アルプス、、
花崗岩の巨石が乱立する頂上付近の景色は、里山であることを忘れるほどの景色です
もっと標高の高い山を歩いているような心地になります
山頂まで深々と覆う木曽五木の森はどこまでも優しく、
木々の下を歩いているだけで心が落ち着きます
のんびりと、登山口付近を歩いて過ごすのも良いかもしれません
(蘭登山口から少し歩いたところに東屋がありました)