「 友人とここを歩きたいな 」
夏にここから富士山へ登ったとき
彼女と歩くイメージが浮かんだ
そして迎えた今日
この間に別の友人2人をお誘いして
4人で馬返しの登山口に降り立った

古道、修験、、
きっとこのキーワードに深いご縁のある4人
今生というよりは過去生?
そう思わずにはいられないほどに
4人で古道を歩くことは、不思議なほどに馴染んでいた
4人で集うのも、4人で歩くのも初めてなのにね
晩秋の古道は落ち葉の小径
フカフカの落ち葉、赤や黄色、グレーに茶色
標高1600mをこえると、雪の白も落ち葉の上に


標高を上げるにつれて霧が舞い
森は荘厳な雰囲気に包まれていった
木々の一本一本の存在感がものすごくて
濃い気配に戸惑うほどだった

ゆっくりと歩いて、今日は三合目で折り返し
雪の中、朽ちかけた茶屋
かつては人が行き交い賑やかだったのだろう

五合目まで車で行ける今は
夏の開山期間中であっても、人はまばらに過ぎてゆく
静かな古道
豊かな富士山の森
4人でここを歩けたことが、とても嬉しかった

今日の導きに、心から感謝しています



PLAN : 森の案内所
富士山と言えば、五合目から登る登山が主流ですが
今回は古より歩かれていた古道を歩きました
富士吉田口の一合目〜三合目までをゆっくりと…
岩のゴロゴロした富士山のイメージとはまるで違う世界が広がっています
苔むした原生林には多種多様な植物が生い茂り、命を育む母なる山だと感じます