鮮やかさに見上げると
キラキラ光る葉が
まるで話しかけてくるかのよう
言葉では表現しきれないほどの
秋の色、紅葉の色
森全体が色に溢れ
森の中は秋の色に包まれた
妙義山
その山容はまるで異国の墨絵の世界
技術、体力、経験あるものしか寄せ付けない稜線の道
私たちは紅葉の中、中間道を歩んだ
上も下も、右も左も、近くも遠くも
見渡す限りの秋色の世界
一度標高を上げて、妙義山山頂へ
ふたたび戻ったとき
陽の色は暖かな夕方の色
照らされた紅葉は鮮やかさをさらに増し
山向こうに沈む陽を浴びたあと
葉に宿した灯火のような光と声を
1枚1枚と鎮めていった
妙義山について
群馬県にある妙義山は、その山容から日本三大奇景の一つとされています
明け方や夕暮れの空にシルエットに浮かぶ姿は、思わず目を奪われる存在感です
(標高1,103m)
稜線を辿るルートは、ロープワークの技術も必要とされる難関ルートになります
私たちが辿ったのは中間道でしたが、中之嶽神社の近くには巨大な石門があり、
石門群だけを巡るコースもあります(途中鎖場はあります)
紅葉の時期、石門めぐりもおすすめです!